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五感に訴えかける料理の数々

料理のはじまりは器作りから、といわれるほど料理とそれをよそる食器は密接な関係にあります。

料理番組や料理を扱った文芸作品、マンガなどでも料理をよそる器が表現能力にかけるものだと料理の味も半減してしまう旨がよく登場します。

胃の中に入ってしまえば同じのようでもそれはまるで催眠術のように実際に実験してみると如実にわかることだと思います。

また、食器自体が食べ物や飲み物の味に良い変化をもたらすものもあります。

ビールなどの炭酸飲料を素焼きの焼き物のコップでいただくと泡がまろやかになったような気がします。

また、ビンのコーラと缶のコーラでは炭酸の質や味が違ったように感じるのは視覚からの効果ではなく、器そのものの素材などの保温性や熱の放出性に関係するものが多く、ぬるいビールとキンキンに冷えた冷たいビールとではまるっきり違うものを飲んでいるような感覚になるのと同じで、いわば視覚だけに限らず食材そのものの温度とそれを包む器の素材さえも料理を司る数々の要因の一部なのです。

目で楽しむ

料亭などで料理を運ぶお盆や凝った作りのお皿を見ると生け花を彷彿とさせるような芸術的な気分になります。

視覚からはじまる料理の決め手は料理を盛り付ける器と料理の質感によるところが大きいのではないでしょうか。

季節を伝えるような旬のものをいただくときは俳句で季語が必要になるように料理の世界でも季節感との組み合わせは食欲をそそる重要なキーワードになります。

ご家庭で意識して器選びをしてみると食卓が華やかに彩られいつもと違う気分で食事することができるかもしれません。





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